ヴァイオリン 〜 雑音ラプソディ 〜

50代後半になって始めたヴァイオリン。 ヴァイオリンやピアノなど好きな 音楽に関することを綴っていきます。

途中までの感想/第19回ショパン国際ピアノコンクール

2025.10.16

ショパン国際ピアノコンクールの第3ステージ(セミファイナル)は10/16(日本時間の明日明け方)で終わりますが、桑原詩織さん、進藤実優さん、牛田智大さん、3人の演奏は無事に終わりました。

昨日予定していた米国のエリック・ルーさんは体調が悪くなり、ステージの一番最後の出演に変更になったようです。ルーさんは第1ステージから体調が悪かったようですが、それでもセミファイナルまで進むということは、流石前々回のショパンコンクールで第4位入賞という実力のあるピアニストです。

さて、私が第1ステージで魅了された桑原さんの演奏。その力強い指先から生まれる美しく豊かな響き、実際にそれをホールで聴いていた音楽関係者の方によると「音のベールが幾層にもホールの隅々までふんわりと覆い、奏者を通してショパンの心が染み渡るようだ」と。

第3ステージでもその豊かで膨らみのある音色で、ピアノソナタ第3番をダイナミックに演奏されました。東京芸大出身。落ち着いていて、ソナタを楽しそうに演奏されていました。この方の演奏をいつか生で聴いてみたいです。

進藤さんの演奏は、第2ステージから聴いたのですが、「英雄ポロネーズ」の本当に素晴らしかったこと。第3ステージ、頑張って夜中3時半頃起きてライブで聴きました。進藤さんの演奏は躍動的なのが特徴で、マズルカマズルカらしくリズミカル。ソナタ2番も色彩豊かでゾクゾクしました。ソナタの後にまだ次の曲があったのに、感動したのか観客から拍手が上がってしまいました。本人はにこやかに笑顔で会釈して次の「アンダンテ・スピオナート~」を弾き始めます。

マズルカについては、ポーランド人の演奏を聴けば、やはり民族音楽ですのであちらの方が上という印象はありますが、進藤さんはかなり努力したのだと思います。

そして、牛田さんの演奏。第1ステージから聴いていますが、前回のコンクールでは、小さい頃からのショパンに憧れる少年の気配がまだありましたが、今回はそれは見えず、ショパンと自身にしっかり向き合っていて、音楽性が更に豊かになっていました。

今日の第3ステージでは、前奏曲や幻想曲を静かに美しく心情を表現していましたが、最後のソナタ第3番は力強く素晴らしい演奏でした。でも、何だか元気なかったですね。

その他、ポーランドのパヴラックさんが演奏したロンド・クラコヴィアクという曲は、初めて聴きましたがリズミカルで楽しい曲でした。

明朝目覚めた時には、ファイナルに進む10名が決まっていると思います。